リボ払いをやめたい!解除方法やメリット・注意点を解説

リボ払いをやめたい!解除方法やメリット・注意点を解説

リボ地獄という言葉があるように、リボ払いは気づいたときに多額の借金を抱え、返済が困難になるケースが少なくありません。

リボ払いをやめたいと思ったときは即座にやめて、効率的な返済計画を立てることが大切です。

本記事では、リボ払いの解除方法や解除するメリット、注意点などについて詳しく解説します。

目次

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 クレジットカードのリボ払いはすぐにやめられる

クレジットカードのリボ払いは、利用者が簡単にやめることができる仕組みです。

まず、クレジットカード発行会社に連絡をし、リボ払いを停止する旨を伝えます。

この際、電話やオンラインフォームを利用することが一般的です。

現代では、専用のアプリやWebサイトを通じてリボ払いの設定変更が可能なことが多いでしょう。

ただし、手続きはクレジットカード会社によって異なるため、具体的な方法や手順はWebサイトで確認することが重要です。

アプリの操作になれていない場合は、電話で問い合わせた方が早いでしょう。

 リボ払い専用カードは完済後に解約が必要

リボ払い専用カードは、リボ払いだけができるクレジットカードです。

リボ払いをやめるためには、カードそのものを解約しなければなりません。

この場合、残高を完済後に解約手続きを行います。

まず、クレジットカードの明細書やオンラインアカウントを確認し、リボ払い残高がないことを確認します。

次に、クレジットカード発行会社に連絡して解約手続きを行います。

手続き方法は電話、オンラインフォーム、書面での連絡があり、手順はクレジットカード会社によって異なります。

解約手続きが完了すると、通常はクレジットカード発行会社から解約が正式に受け入れられた旨の通知が送られてきます。

この通知を確認し、解約が確定したことを確認します。

手続きが成功すれば、以後はリボ払い専用カードを利用できなくなるため、生活に影響がないか事前に確認しておきましょう。

 リボ払いの解除方法

リボ払いの解除方法には、Webのマイページ経由と電話があります。

それぞれの手順やメリット、注意点などについて詳しく見ていきましょう。

Webのマイページからリボ払いを解除する

Webのマイページからリボ払いを解除する場合、カスタマーセンターの営業時間を問わずにおこなえます。

手順は次のとおりです。

(1)クレジットカード発行会社のWebサイトにアクセスし、アカウントにログインします。ログイン後、マイページやアカウント設定などのセクションに進み、そこで「支払い設定」や「リボ払いオプション」などの項目を選択します。

(2)リボ払いを解除する項目をクリック(タップ)して解除手続きを開始します。通常、リボ払い解除のページはわかりやすい場所にあります。

(3)解除が正常に完了したことを確認する画面が表示されます。この際、最終的な確認が求められることがあります。変更内容を再度確認し、問題がなければ解除を確定しましょう。

ただし、各クレジットカード会社によって手順が異なる可能性があります。

したがって、具体的な手続きはガイドラインを確認することが重要です。

電話で手続きする

電話で手続きをする場合、マイページへのログインやリボ払い解除のページがわからなくて手間取る心配がありません。

手順は次のとおりです。

(1)カスタマーサービスに電話し、リボ払いの解除を希望する旨を伝えます。

(2)セキュリティの都合から、本人確認が必要とされることが通常です。会員番号や氏名、生年月日など、求められた情報を伝えましょう。

(3)あらためて、カード会社の担当者にリボ払いの解除を希望する旨を明確に伝えます。このとき、リボ払い解除を引き留めるような営業トークをされる場合があります。複数の提案にわたる場合、「提案は大丈夫なので解除したいです」と明確に伝えればスムーズに解除できるでしょう。

(4)最終的な確認が行われることがあります。リボ払いの解除を確定する旨を伝えましょう。

電話を利用することで、直接担当者とのコミュニケーションが可能であり、不明点や疑問点を迅速に解決できます。

ただし、営業時間内でなければ電話が通じないため、事前に確認のうえ連絡しましょう。

 リボ払いをやめるとどうなる?

リボ払いをやめるときは、やめた後にどうなるのかを確認しておくことが大切です。

リボ払いをやめるとどうなるのか詳しく見ていきましょう。

一括払いになる

リボ払いを解約すると、クレジットカードの支払い方法が一括払いになります。

これにより、毎月の請求金額が翌月に全額引き落とされます。

使いすぎを防止できるようになるだけではなく、収支管理もしやすくなるでしょう。

分割払いを選べる場合もある

クレジットカードによっては分割払いを選択できます。

リボ払い残高を一括で返済することが難しい場合、分割払いを選択できれば家計への負担を抑えつつ完済を目指せます。

ただし、残高によってはリボ払いよりも利息が高くなるため、解除のタイミングは慎重に検討しましょう。

リボ払いをやめてもカードの利用は継続できる

リボ払いを解約しても、クレジットカードの利用は通常通り継続できます。

解約後は支払い方法が一括払いに戻り、毎月の請求金額が翌月に全額引き落とされる仕組みとなります。

ただし、カードの有効性やクレジットラインには変更が生じないため、利用者は引き続きカードを利用できます。

また、リボ払い以外にも分割払いや他のオプションを利用できるため、大きな不便は感じないでしょう。

 リボ払いをやめるメリット

リボ払いは月々の支払額を一定とすることで家計への負担を抑えられる手法ですが、結果的に使いすぎてしまいやすい問題があります。

リボ払いをやめるメリットについて詳しく見ていきましょう。

総返済額を抑えられる

リボ払いはクレジットカード残高を分割して支払う形式であり、毎月の残高に対して高い金利が発生します。

しかし、リボ払いを解約し、一括払いに切り替えることで、これらの金利負担を軽減できます。

さらに、リボ払いでは未払いや支払い遅延によって追加の手数料が発生することがあります。

これらの手数料も総返済額が増える要因です。

一括払いに変更することで、これらの追加手数料を回避できるため、クレジットカード利用において無駄なコストを削減できます。

借金をしている感覚を取り戻せる

リボ払いは、月々の支払いを分割できる柔軟性があり、通常の借金返済のような厳しい制約や明確な期限がないため、借金をしている感覚が薄れて支出に対する意識が低くなることがあります。

リボ払い残高は借金と同義であり、利息が発生していることを理解することが大切です。

借金をしている感覚を取り戻すためには、まず自身の経済状況を客観的に評価し、リボ払いの利用状況を正確に把握することが必要です。

また、なるべくリボ払いをやめて、金銭管理の意識を取り戻しましょう。

信用スコアが改善する

リボ払い残高は借金と同じ扱いのため、住宅ローンやカーローンなどの審査に影響を与えます。

年収の3分の1までの借入に制限する「総量規制」の存在により、多額のリボ払い残高があると、他のローン審査に通過することが難しくなります。

リボ払いをやめて残高を解消すれば、信用スコアが改善して審査に通過しやすくなるでしょう。

 リボ払いをやめるときの注意点

リボ払いは必ずしも問題がある仕組みとは言い切れません。

例えば、支払いが困難なときにリボ払いを設定すれば、経済的余裕があるときに一括返済することで利息の影響を抑えられます。

経済的困難な状況も乗り越えられるため、リボ払いを利用してよかったと感じるでしょう。

リボ払いをやめるときは、次の注意点を踏まえて慎重に検討することが大切です。

返済が困難にならないか確認する

月々の支出や収入、他の債務状況を考慮して一括払いに切り替えても返済が可能か確認しましょう。

返済ができないと、滞納によって遅延損害金が発生し、総返済額が高くなる恐れがあります。

また、信用スコアに悪影響を与え、他のローン審査やカードの審査に通過しづらくなることも予想されます。

再びリボ払いをすることにならないか確認する

直近でまとまった金額の支出があるかどうかも確認が必要です。

たとえば、車がもうすぐ13年目を迎えるために自動車税種別割や軽自動車税種別割が増税となる場合、一時的に家計の負担が大きくなるでしょう。

この場合、一時的にリボ払いを利用し、数ヶ月後に完済を目指す方法を選択した方がよいかもしれません。

このように、再びリボ払いを利用する可能性を考慮して、解除を検討しましょう。

リボ払いをやめるメリットとデメリットを比較する

リボ払いをやめるときは、メリットとデメリットを比較したうえで慎重に検討しましょう。

リボ払いをやめるメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
金利負担を軽減できる一括支払いによって
大きな負担がかかる
信用スコアが高める手続きに手数料が
かかる可能性がある
支払いの予測がしやすい
借入可能額が増える

メリットは、金利負担が軽減されるうえに信用スコアが高まることです。

また、支払いの予測がしやすくなり、滞納のリスクを軽減できるでしょう。

一方で、一括払いに切り替えることで月々の支払いが増加し、急な支出に対応することが難しくなる可能性があります。

 まとめ

リボ払いをやめたい場合は、マイページや電話などで解除しましょう。

ただし、リボ払いをやめることで月々の返済負担が大きくなる可能性があります。

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この記事を書いた人

名前:加藤 良大(かとう・りょうた)
歴11年、実績24,000本の金融ライター

住宅ローン、相続、債務整理、倒産手続きなど、お金に関する記事執筆において専門家からも高評価を得ている。大手保険会社や税理士事務所、会計士事務所、社会保険労務士事務所、地方銀行など、取引先は合計400社以上。

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