高齢者のなかには、年金だけでは生活費を賄い切れず、融資を検討している人もいるのではないでしょうか。
また、急な医療費の発生などの理由で、今日中にお金を工面する必要があるかもしれません。
そのような状況にある場合、年金生活者でも利用できるキャッシングやカードローンがあるか気になるでしょう。
結論をいうと、年金生活者でもキャッシングやカードローンを利用できる可能性があります。
ただし、一定の条件を満たさなければなりません。
本記事では、年金生活者がキャッシングやカードローンを利用するための条件や注意点について解説します。
資金調達を急いでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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年金受給者でもキャッシングやカードローンは即日利用可能
クレジットカードのキャッシングや、消費者金融カードローンであれば、年金受給者でも即日融資を受けられる可能性があります。
クレジットカードのキャッシングは基本的に審査の必要がなく、消費者金融カードローンも年金が安定した収入源と見なされるケースがあるためです。
ただし、年金受給によっては審査で不利になる傾向があります。
なぜなら、収入が少ないほど貸付リスクは高いと見なされるためです。
審査基準は機関によって異なるため、気になるところがあれば、年金受給者でも融資を受けられたという口コミを探してみるとよいでしょう。
年金生活でも借りれるキャッシングが設けている条件
年金生活者でもキャッシングを利用できる可能性はありますが、以下の条件が設けられています。
1. 年金以外の収入がある場合は74歳以下であること
2. 収入源が年金だけの場合は70歳以下であること
年金以外の収入がある場合は74歳以下であること
年金以外の収入がある場合、74歳以下であればキャッシングを利用できます。
年金以外の収入があれば返済能力が十分にあると判断され、より高齢の人でも融資を受けやすくなるためです。
よって、パートタイムの労働収入や不動産の賃貸収入、投資の運用益などがあれば審査で有利になります。
収入源が年金だけの場合は70歳以下であること
一方、収入源が年金だけの場合は70歳以下でなければなりません。
なぜなら、年金だけの収入では返済能力が限られると判断できるため、より貸付条件を厳しくする必要があるからです。
年金だけを収入源とする人は、生活費に年金の大半が割かれるため、返済に余裕がないと見なされる傾向があります。
したがって、審査では不利になりやすいです。
年金受給者でも借りられるカードローンが設けている条件
一方カードローンは、以下の条件を満たしている年金受給者に限り利用できます。
1. 年金以外の収入があること(ただし絶対ではない)
2. 74歳までなど一定の年齢以下であること
年金以外の収入があること(ただし絶対ではない)
年金受給者でも、年金以外の収入がある場合はカードローンの利用が可能です。
なぜなら、消費者金融は基本的に収入の安定している労働者を対象としているためです。
よって、学生や専業主婦以外に、年金収入のみの人もローン審査で不利になる傾向があります。
しかし、年金以外の収入があることは、絶対的な条件ではありません。
消費者金融によっては、年金収入のみの人でも申し込める可能性があるため、公式サイトなどで申込条件を確認してみましょう。
74歳までなど一定の年齢以下であること
消費者金融カードローンでも、74歳までなど一定の年齢以下であることが条件として設けられています。
なぜなら高齢になると、健康問題や生活状況の変化などにより、返済能力が低下する恐れがあると判断されるためです。
年金収入があっても、高齢者は余命の関係で借金を返済するまでの期間が短くなることも、年齢要件を設けている理由のひとつです。
収入源が年金だけの場合は70歳以下であること
収入源が年金のみの場合は、キャッシングと同様に70歳以下でなければ利用できません。
したがって、ほかの方法で資金調達する必要があります。
年金生活者がキャッシングやカードローンを利用する際の注意点
年金生活者がキャッシングやカードローンを利用する際は、以下の3点に注意しましょう。
1. 追加でお金を借りるのは難しい可能性がある
2. 契約期間内に完済できるよう返済計画を立てる
3. 契約者が亡くなった場合の相続について理解しておく必要がある
1.追加でお金を借りるのは難しい可能性がある
年金生活者の場合、一度融資を受けた後に追加でお金を借りるのは難しい可能性があります。
なぜなら、すでに返済負担がある状況でさらに借入を増やすと、返済が滞るリスクが高まるためです。
特に年金生活者は、労働世代よりも収入は低い傾向があるため、追加での借入はより難しくなります。
とりわけ申込条件とされている年齢の上限ギリギリの人は、追加借入は困難でしょう。
高齢であるほど死亡リスクが高く、返済を将来にわたって続けられる保証がないためです。
高齢者は追加借入が難しいことを考慮し、計画的に借入金を使うようにしましょう。
2.契約期間内に完済できるよう返済計画を立てる
キャッシングやカードローンを利用する際は、契約期間内に完済できるよう返済計画を立てることが重要です。
これにより、返済遅延や返済不能のリスクを抑えられます。
返済計画を立てる際は、収入と支出をなるべく詳細に把握し、無理のない計画を立てましょう。
特に年金受給者の場合、追加の借入が難しくなるため、返済計画は必須です。
借入可能な年齢上限を超えてもなお借入残高が残っていた場合、その後は返済のみ行うことになります。
そのため、返済遅延や返済不能のリスクは上がってしまいます。
返済計画の立て方がわからない人は、消費者金融の公式サイトなどにある「返済シミュレーション」を利用するとよいでしょう。
「いつも」も返済シミュレーションサービスを用意しているため、返済計画を立てる際はぜひご利用ください。
3.契約者が亡くなった場合の相続について理解しておく必要がある
契約者が亡くなった場合、その債務は相続人に引き継がれます。
つまり遺産だけでなく、債務も相続の対象となります。
なぜなら、亡くなった人が生前に結んだ契約の責任は、その人の財産と共に相続人に移るという法律の原則があるためです。
したがって、年金受給者がカードローンを利用する際は遺族に負担をかけないように、自力での返済を前提に借り入れましょう。
また、万が一自身が死亡した場合に遺族が負担を負わないように、生命保険の利用など債務を保証する方法を検討しておくべきです。
相続人が債務を引き継ぎたくない場合は、相続放棄も可能です。しかし相続放棄には期限が設けられており、過ぎると放棄はできなくなるため要注意です。
年金受給者の融資に関するFAQ
最後に、年金受給者の融資に関してよくある質問に回答します。
Q.年金受給者でも必ず審査に通るカードローンはある?
年金受給者でも必ず審査に通るカードローンは存在しません。
そもそも100%審査に通るカードローン自体存在せず、仮に「審査通過率100%」を宣伝文句とする消費者金融があった場合、それは確実に闇金(ヤミ金)という違法業者であるため絶対に利用してはいけません。
正規の消費者金融は、審査によって必ず年齢や収入状況、信用情報などを確認します。
そのため、すべての年金受給者が審査に通ることはあり得ません。
とはいえ、年金受給者でも審査に通りやすい消費者金融やプランは存在するため、複数の機関を比較検討してみるとよいでしょう。
Q.障害年金でも借りれるローンはある?
障害年金は、障害者の生活費を国が支援する制度です。
そして障害年金も老齢年金と同様に、定期的な収入として見なされるため、ローンの審査に通る可能性があります。
ただし、障害の程度や種類によっては、返済能力が低下する可能性があると判断されることもあります。
審査基準や利用条件は機関により異なるため、事前確認が必要です。
Q.年金を担保にしてお金借りることはできる?
年金を直接的な担保にしてお金を借りることはできません。
かつては「年金担保貸付制度」という、年金を担保に融資を受けられる制度がありました。
しかし、生活に窮する高齢者には生活福祉資金貸付制度で対応でき、別枠で年金担保貸付制度を設ける必要性はないとされ、令和4年3月31日で新規申込を終了しました。
まとめ
年金生活者でも、キャッシングやカードローンの利用は可能です。
しかし、年齢や収入などの条件が設けられています。
例えば年金以外の収入がある場合や、一定の年齢以下であることが求められるケースが多いです。
また、追加でお金を借りるのは難しいため、むやみに借入金を使い込まないようにしましょう。
そして、契約者が亡くなった場合の債務も理解しておく必要があります。
「いつも」のフリーローンの特徴
- お申し込みはインターネットから24時間365日いつでも可能
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名前:鈴木 翔馬(すずき・しょうま)
所有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士/宅地建物取引士
おもなキャリア:学習塾勤務時代のブログ運営経験で得たスキルを活かし、フリーランスWebライターに転身。 現在は金融・不動産ジャンルの記事をメインに執筆や監修を担当。SNSでは専業Webライターになるためのノウハウを発信中。趣味はアニメ鑑賞やカラオケ、読書など。