お金がないのにどこからも借りられないときの最終手段9選

「また審査に落ちた・・・本当にお金を借りられなくてどうしよう」

「このままだと自己破産しなきゃいけないのかな?人生もうおしまいだ」

このように、どうしてもお金を借りられなくて絶望している方もいるのではないでしょうか。

しかし、まだ諦める必要はありません。

何度も融資審査に落ちている方でも、資金難を逃れられる方法はまだあります。

本記事では、お金がないのにどこからも借りられないときの最終手段を9つ紹介します。

また、どれだけお金に困っても絶対にやってはいけないNG行動についても解説します。

お金を借りられず困っている方は、是非参考にしてみてください。

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目次

 お金がないのにどうしても借りられないときの9つの最終手段

お金がないのにどうしても借りられないときの9つの最終手段は、以下のとおりです。

  • 中小消費者金融に申し込んでみる
  • 家族や友人からお金を借りる
  • ブランド品や貴金属を持っている場合は質屋を利用する
  • 所得が少ない場合は全国社会福祉協議会の「生活福祉資金」を借りる
  • 働ける場合はハローワークの「求職者支援資金融資」を利用する
  • 病気やケガで働けない場合は「傷病手当金」を受給する
  • 家賃を払えず追い出されそうな場合は「住居確保給付金」を受給する
  • どうしても働けない場合は生活保護を受給する
  • 債務の返済が困難な場合は債務整理を検討する

以下の見出しでは、それぞれの手段について解説します。

1.中小消費者金融に申し込んでみる

中小消費者金融であれば、大手消費者金融の審査に落ちてしまった方でも融資を受けられる可能性があります。

中小消費者金融は、大手消費者金融とは異なる独自の審査基準を採用しているためです。

金利は大手消費者金融よりもやや高めになってしまいますが、どうしてもお金を借りられなくて困っている場合は、検討してみるのもひとつの手です。

「いつも」のフリーローンも、中小消費者金融のひとつです。

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.家族や友人からお金を借りる

消費者金融や金融機関からの借入に抵抗がある場合は、家族や友人を頼るのも選択肢のひとつです。

家族友人であれば審査がいらないうえ、返済条件に融通を利かせてくれる可能性があります。

一方で、返済が滞ると人間関係に亀裂が入るリスクがあります。

また借金の内容について口頭で定めてしまうと、後のトラブルにつながりやすいため、必ずやり取りは書面で残しておきましょう。

お金を借りる際の注意点は、以下の記事で詳しく解説しているため、検討している方は合わせてご覧ください。

関連記事:家族にお金を借りる際の4つの注意点!借りる前に知っておくべきことも解説
関連記事:友人からお金を借りる際の5つのポイント!注意点やよくあるQ&Aも解説

3.ブランド品や貴金属を持っている場合は質屋を利用する

急の現金調達が必要なときは、質屋の利用も選択肢として考えられます。

質屋では、身分証明書を提示するだけで、担保としての品物(質草)の査定額の7~8割を借りられます。

質屋は審査がないため、専業主婦や学生、無職の方でも利用しやすいです。

また、その場で現金を受け取れる点もメリットです。

しかし質屋は貸金業法が適用されないため、年利が最大109.5%まで加算される可能性があります。

また、借入期間はおおむね3ヶ月であるため、返済期限は厳しめであることに注意してください。

質屋については以下の記事で詳しく解説しているため、利用を検討している方は合わせてご覧ください。
関連記事:【意外と知らない】質屋とは?仕組みなどを簡単にわかりやすく解説

4.所得が少ない場合は全国社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」を利用する

全国社会福祉協議会が提供する「生活福祉資金貸付制度」は、所得が少ない方や高齢者、障害者の方向けに提供されている支援制度です。

生活福祉資金貸付制度の概要は以下の表のとおりです。

申込先各市区町村社会福祉協議会
対象者低所得世帯
障害者世帯
高齢者世帯
貸付金の種類総合支援資金
教育支援資金など
利率連帯保証人あり:無利息
連帯保証人なし:年1.50%

また条件次第では、個別の状況に応じて、自立に向けたサポートを受けられます。

生活福祉資金貸付制度に興味がある方は、全国社会福祉協議会公式HPで詳細を確認してみてください。

5.働ける場合はハローワークの「求職者支援資金融資」を利用する

ハローワークは、求職中の方に対して生活費をサポートする「求職者支援資金融資制度」を用意しています。

融資金額は以下の通りで、最大24ヶ月の職業訓練期間中に利用できます。

単身世帯月5万円
2人以上の世帯月10万円

求職者支援資金融資制度を活用する際は、自身の居住地域のハローワークで申し込み、さらに詳しい条件や利用可能な職業訓練の内容を確認することが必要です。

求職中かつ一時的な経済的支援が必要な場面において、求職者支援資金融資制度は大きな助けとなるでしょう。

詳細は厚生労働省公式HPで確認してみてください。

6.病気やケガで働けない場合は「傷病手当金」を受給する

社会保険に加入している場合、傷病手当金を利用できる可能性があります。

傷病手当金とは、病気やケガで仕事を休む際に、収入に応じた金額を支給してもらえる制度です。

傷病手当金の概要は以下の表のとおりです。

対象者社会保険加入者
利用条件以下すべての条件を満たしている
1. 業務外の事由による病気やケガで休業している
2. 仕事に就けない状態である(医師の診断を基に判断)
3. 連続して3日間休業し、4日目以降も仕事に就けない
4. 休業中に給与の支払がない
支給額標準報酬月額の2/3
支給期間最長1年6ヶ月

詳しい内容や手続きについては、公式HPにて確認してください。

7.家賃を払えず追い出されそうな場合は「住居確保給付金」を受給する

経済的困窮により家賃の支払が困難となった場合、「住居確保給付金」という制度を利用できます。

住居確保給付金の概要は、以下の表のとおりです。

対象者仕事を失った方
収入が大幅に減少した方
利用条件以下すべての条件を満たしている
1. 離職・廃業後2年以内、または離職・廃業と同程度まで給与等の収入が減少
2. 世帯収入が基準額以下
3. 世帯の預貯金が各市町村で定める基準額を超えていない
4. ハローワークに求職を申し込み、熱心に求職活動を続けている
支給額自治体により異なる
支給期間自治体により異なる

詳細は、お住まいの地域を管轄する自治体の公式HPにて確認してみてください。

8.どうしても働けない場合は生活保護を受給する

「生活保護制度」とは、生活困窮者に対して最低限の生活を保障し、自立を支援する制度です。

受給の要件として、以下を活用しても生活困窮状態な場合であることが前提となっています。

  • 預金や土地・家屋の売却
  • (就労可能な場合は)労働
  • 年金や他の給付金の活用
  • 親族等の援助

これらを全て活用しても生活困窮状態な場合、世帯の収入と厚生労働大臣が定める基準の最低生活費を比較し、差額が支給されます。

支給の内容は様々で、日常の生活費、家賃、医療・介護費、教育費、葬祭費等が含まれます。

具体的な支給額は、地域や世帯の状況に応じて変動します。

受給申請をするには、資産・収入状況や就労の可能性等を調査する手続きが必要です。

詳細については、厚生労働省公式HPの情報を確認してみてください。

9.債務の返済が困難な場合は債務整理を検討する

「債務整理」は、返済困難な借金を適切に整理する手続きです。

債務整理することで、現在の経済的困窮からは一旦解放されます。

債務整理の種類と概要は、以下の表のとおりです。

任意整理将来の利息額をカットし、支払可能な毎月の支払額を合意して支払っていくための手続き
特定調停裁判所を通じ、将来の利息額をカットし、支払可能な毎月の支払額を合意して支払っていくための手続き
個人再生一定額を返済した上で、裁判所を通じて残りの債務を免除してもらうための手続き
自己破産裁判所を通じて債務を免除してもらう手続き

債務整理=自己破産というイメージがあるかもしれませんが、実際は異なります。

仮に自己破産したとしても、そこからの経済的な再起は可能です。

よって、債務整理したからといって「これで人生終わり」というわけではありません。

債務整理を検討する場合は、弁護士に相談してみてください。

お金がない方は、法テラスを利用できる可能性もあります。

どれだけお金が必要でも絶対にやってはいけない3つのNG行為

どれだけお金に困っても、以下3つの行動は絶対にNGです。

  • 闇金(ヤミ金)や個人融資の利用
  • クレジットカードの現金化
  • チケット転売や裏バイト

1.闇金(ヤミ金)や個人融資の利用

闇金(ヤミ金)や個人間融資は審査なしで利用できるため、最終手段として検討してしまう方もいるでしょう。

しかし、闇金も個人間融資も非常に危険であるため、絶対に手を出してはいけません。

考えられるリスクは以下の表のとおりです。

闇金 法定金利を大幅に超える金利の要求
過剰な取り立てや脅迫
個人間融資詐欺や闇金への誘導
個人情報流出
犯罪への加担

繰り返しになりますが、闇金も個人間融資も何があっても利用しないようにしましょう。

関連記事:個人間融資は即日審査なしでお金を借りられる?掲示板の安全性は?

2.クレジットカードの現金化

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用し、物品を購入後に業者へ売ることで現金を手に入れる手法です。

例として、ブランド品の購入や、業者からのキャッシュバックが挙げられます。

しかしクレジットカードの現金化は、クレジットカード会社の規約で禁止されています。

現金化が発覚すると、カードの利用停止や強制退会のペナルティを科せられる恐れがあります。

さらに、一括での残債請求や、債務整理時の交渉拒否などのリスクも考えられます。

クレジットカードの適切な利用を心掛け、現金化の誘いには絶対に応じないようにしましょう。

3.チケット転売や裏バイト

チケット転売は、古物商の無許可営業に該当する可能性があります。

また闇バイトは、犯罪行為に加担させられる可能性が高く、発覚したら人生に深刻な影響を及ぼします。

「簡単」「誰でもできる」という甘い言葉、身分確認の不要などの条件に惹かれるかもしれませんが、絶対にやってはいけません。

 まとめ

どうしてもお金を借りられない場合でも、何とか適正な方法で資金難を乗り越えられる可能性はあります。

そのため、闇金の利用やクレジットカード現金化などは絶対にしないでください。

また大手消費者金融の審査に落ちてしまった場合でも、中小消費者金融カードローンであれば利用できる可能性があります。

「いつも」のフリーローンも、中小消費者金融のひとつです。

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この記事を書いた人

名前:鈴木 翔馬(すずき・しょうま)
所有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士/宅地建物取引士

おもなキャリア:学習塾勤務時代のブログ運営経験で得たスキルを活かし、フリーランスWebライターに転身。 現在は金融・不動産ジャンルの記事をメインに執筆や監修を担当。SNSでは専業Webライターになるためのノウハウを発信中。趣味はアニメ鑑賞やカラオケ、読書など。

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