「クレジットカードを使い過ぎて支払えない」
「毎月複数の支払いがあって返済管理が大変」
というような悩みを抱えていませんか?
クレジットカードは手軽に利用できて便利ですが、つい使い過ぎて請求金額が膨らんでしまうこともあるため、使い方には注意しましょう。
クレジットカードの支払いは、少しくらい遅れても大丈夫だろうと考えるのは危険です。
支払いが遅れると、思った以上の深刻な問題に発展してしまうことも少なくありません。
この記事では、クレジットカードの支払いができないときの対処法や支払えないときに起こる事態、支払いが遅れそうなときに避けるべき行動について、詳しく解説します。
クレジットカードの支払いができないときの対処法8選
クレジットカードの支払いができないとわかったら、慌てずに適切な対応をすることが大切です。
クレジットカードの支払いができないときの対処法には、カード会社への連絡や支払い方法の変更など、おもに8つの方法があります。
それぞれの対処法について具体的に見ていきましょう。
◇クレジットカード会社に遅延の連絡をする
クレジットカードの支払いができないとわかったら、その時点でカード会社に連絡しましょう。
無断で支払いを遅延すると、クレジットカード会社から悪い印象を持たれるだけでなく、カードの利用に影響が出たり信用情報に傷が付いたりと、さまざまな問題に発展しかねません。
カード会社の問い合わせ窓口に連絡して、支払期限に間に合わないことを伝えると、期限の延長や支払方法の提示をしてもらえる場合があります。
支払う意思はあるが、期限に間に合わないということをしっかり知らせておくことが大切です。
◇リボ払いや分割払いに変更する
クレジットカード会社によっては、一括で返済できない支払いをリボ払いや分割払いに変更できる場合があります。
リボ払いとは、金利を含めた一定額を毎月返済していく方法のことです。
支払方法は2種類あり、支払残高によって毎月の支払額が変動する「残高スライド方式」と、毎月の支払額が変わらない「定額方式」のどちらかを選べます。
毎月の支払金額を低く設定することも可能ですが、その分返済期間が長期化することを把握しておきましょう。
一方の分割払いは、利用額に利息を加えた金額を複数回に分けて支払う方法です。
支払期間があらかじめ決められているので長期化することはありませんが、毎月の支払額は指定できません。
すべてのカード会社が変更に対応してくれるわけではないため、自分が使っているカード会社がリボ払いや分割払いに変更可能か確認してみましょう。
◇ボーナス一括払いに変更する
ボーナスが出る会社に勤務しているなら、ボーナス一括払いに変更する方法もあります。
ボーナス一括払いとは、夏や冬のボーナスが出た翌月に一括して支払う方法のことです。
ボーナス一括払いは基本、リボ払いや分割払いのような金利や手数料はかかりません。
しかし、クレジット払いをボーナス一括払いに変更する場合、支払日までの利息や滞納による加算金が請求されることもあります。
また、そもそもクレジット払いからボーナス一括払いへの変更に対応していないカード会社もあるため、確認が必要です。
◇フリーローンやおまとめローンを利用する
金融機関のフリーローンや、おまとめローンを利用する方法もあります。
金融機関のフリーローンは審査に時間がかからず、最短で即日融資可能なところも多いので、「明日すぐに支払わなければ」というときにもおすすめです。
複数のクレジットカードの支払いがあるときは、おまとめローンで支払いを1つにまとめると、毎月の返済額を軽減できることがあります。
返済を1本化することによって返済を管理しやすくなるのも、おまとめローンのメリットです。
◇友人や家族から借りる
「今月だけどうしても支払えない」というときは、友人や家族に借り入れをお願いしてみましょう。
支払期日までにお金を融通してもらえれば、クレジットカード会社に遅延の連絡をする必要もなく、支払いを延期してもらう手続きもいりません。
知り合いから借りる場合は、トラブルを回避するために借用書を書いて返済の約束をしっかりしておきましょう。
信頼関係を崩さないために、約束した期日までにきちんと返済することも大切です。
ただし、借り入れができても、クレジットカードの支払いができないことを友人の間で知られてしまうリスクはあります。
◇社会福祉協議会から借りる
公的な貸付制度を利用する方法もあります。
全国社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度では、一定の条件を満たす人に対して総合支援資金の貸付を行なっています。
この資金には、債務整理に必要な経費などにも使える一時生活再建費貸付もありますが、貸付対象となるには「低所得世帯」「障害世帯」「高齢者世帯」などであることが条件です。
条件を満たして借り入れができる場合も、申し込みから貸付まで一定の時間がかかるため、クレジットの支払期限に間に合わない可能性があることも念頭に置いておきましょう。
◇弁護士や専門家に相談する
どうしても支払いの見込みが立たないときは、専門家に相談して債務整理や任意整理、個人再生などの手続きを行なう方法もあるでしょう。
ただし、手続きには専門家への相談費用などが発生し、場合によっては裁判所に支払う費用なども発生します。
また、債務整理や任意整理を行なっても、返済金の支払いがゼロにならない可能性もあります。
信用情報機関とは、個人の氏名・住所・勤務先のほか、クレジットの利用履歴や返済状況などを管理している機関のことです。
信用情報機関に手続きをしたことが登録されてしまうと、その後5~10年間は保存されるため、新たな借り入れや住宅・車のローン契約も難しくなるでしょう。
◇フリマアプリやオークションで持ち物を売る
請求額にわずかに足りないときは、フリマアプリやオークションサイトで持ち物を売って、現金化する方法もあります。
家のなかには、使わずにしまい込んでいるものが多いものです。
なかには意外な価値があり、高額で売れるものもあるかもしれません。
ただし、フリマアプリやオークションサイトでは、なかなか買い手が現れない場合がある点に留意しましょう。
オークションでは、思ったような値段がつかない可能性もあります。
クレジットカードが払えないとどうなる?考えられる6つの事態
クレジットカードの支払いが遅れると、カード会社はいくつかの段階に分けて未払分の請求を行ないます。
遅延した直後から最終的に想定されるケースまで、考えられる事態を6つ挙げて詳しく説明していきます。
◇一時的にカードが使えなくなる
クレジットカードの支払いを遅延してしまうと、一時的にカードの利用が停止されます。
停止されるタイミングはカード会社によって異なりますが、支払日に口座から自動引き落しできなかった場合、翌日から使えなくなるケースもあります。
カードの利用停止についてはカード会社から連絡が来ないことが多いので、知らずに利用したら使えなかった、ということもあるかもしれません。
未払の請求額を支払うと再び利用できますが、利用再開まで一定の期間が必要です。
◇遅延損害金を請求される
口座引き落しができなかった翌日から、遅延損害金が発生します。
遅延損害金とは、クレジットカードやローンの支払いが遅れた場合に発生する、賠償金を指します。
延滞した日数分の金額が、翌月以降の支払額に上乗せされて請求されるのが一般的です。
遅延損害金の金額は、遅延している支払額に一定の利率をかけて計算されます。
一般的な利率は、ショッピング枠が14.6%、キャッシング枠が18.0%となり、下記の計算式で算出します。
遅延損害金=請求額×遅延損害金の金利÷365×遅延日数
例として、ショッピング枠で利用した10万円を7日間遅延した場合の遅延損害金を計算してみましょう。
10万円×14.6%÷365日×7日=280円
この場合の遅延損害金は280円ということになります。
◇信用情報に傷が付いてブラックリスト入り
クレジットカードの支払いが遅れると、遅延したことが信用情報機関に記録されます。
「クレジットカードの支払いができないときの対処法8選」の章のなかでも触れていますが、信用情報機関に支払遅延の履歴が登録されると信用情報に傷が付いてしまいます。
そうなると、新しいクレジットカードを作れないだけでなく、車のローンや住宅ローンなどの審査にも通らなくなる可能性があります。
また、頻繁に遅延を繰り返してしまうと、クレジットカード会社の再審査(途上与信)にかけられて、カードを利用できなくなることもあるでしょう。
◇クレジットカードを強制解約される
クレジットカードの支払いが遅れると、クレジットカード会社から督促状が届くのが一般的です。
督促状が届いても支払いをしないままだと、最終的にカードを強制解約されて使用できなくなります。
カードを強制解約されたことも信用情報機関に記録されるので、その後のクレジットカードやローンなどの審査に影響します。
信用情報機関の情報はカード会社の間で共有されている可能性があるため、解約されたカード会社以外でクレジットカードを作ろうとしても、審査に通ることは難しいでしょう。
そのため、生活に大きく影響することは避けられません。
◇一括請求の内容証明郵便が来る
延滞が長期化すると、クレジットカード会社から一括請求の内容証明郵便が届きます。
この請求は、これまでの未払分をすべて一括で支払うように求めるものです。
通常、クレジットカードの利用者には、約束の期日までに返済すれば良いという「期限の利益」があるため、一括返済の義務はありません。
しかし、延滞を繰り返すと期限の利益が失われ、支払期限が過ぎていない返済分まで一括請求されます。
◇裁判所への申し立て・差し押さえ
一括返済にも応じずにいると、クレジットカード会社から裁判所への申し立てが行なわれ、法的措置を取られることになります。
財産を差し押さえられることになるので注意しましょう。
預貯金がない場合は、給与も差し押さえの対象となります。差し押さえになるのは、まれなケースではありません。
国内で発行しているおもなカード会社の大半が、滞納金の支払いに応じなかった場合に差し押さえを行なっています。
やってはダメ!クレジットカードを支払えないときにNGな行動3選
クレジットカードの支払いが遅れると、生活に大きな影響をおよぼすため、遅延はできる限り避けたいものです。
しかし、支払いのためとはいえ、リスクのある方法でお金を工面すると、新たなトラブルへと発展してしまうおそれがあります。
ここからは、支払額が足りないときでも避けるべき3つの方法について、詳しく解説します。
◇クレジットカードを現金化する
クレジットカードの現金化とは、カードで購入したものを買取業者に売ったり、相場より高額な価格で商品を購入して業者からキャッシュバックしてもらったりして、現金を手に入れることを指します。
クレジットカードの現金化は法律で明確に禁じられてはいないものの、クレジットカード会社の規約違反となるため、避けたほうが良い行為です。
カードの利用を停止されたり犯罪に巻き込まれたりする危険性があるだけでなく、破産法で不当な行為とみなされることがあるので、いざというときに自己破産できなくなる場合があります。
◇闇金業者からの借り入れ
支払期限に間に合わせたいからと、容易にお金を借りられる闇金業者から借り入れをするのは危険です。
闇金業者は通常の金融機関とは違い、登録をせず違法に貸付を行なっている業者を指します。
「誰でも簡単に借りられる」という謳い文句につられてうっかり借りてしまうと、法外に高い金利で貸し付けられ、返済しきれず追い込まれてしまうケースは少なくありません。
◇別のカードでキャッシング
クレジットカードを何枚か持っている場合でも、別のカードでキャッシングをするのは避けましょう。
支払いを遅延している場合は信用情報機関にもその旨が記録され、他のカード会社も遅延を把握しているため、別のカードでもキャッシングはできないでしょう。
仮に、別のカードで借りられたとしても、翌月の返済時には再び同じ状況になってしまうでしょう。
未払分が残っている場合は、さらなる返済が増えてしまうことにもなります。
クレジットが払えないときは「いつも」にご相談を!
クレジットカードを支払えないときは、金融機関のフリーローンやおまとめローンを利用するのがおすすめです。
「いつも」のフリーローンとおまとめローンには使用用途の制限がないので、クレジットの支払いにも利用できます。
ここからは、急ぎの支払いにも便利な「いつも」のフリーローンとおまとめローンを紹介します。
◇24時間Webから申し込み可能
「いつも」のフリーローンとおまとめローンはWeb受付が可能で、24時間いつでもスマートフォンやパソコンから申し込めます。
また、初めて「いつも」をご利用される方は、最大で60日間利息0円になることもあります。
複数のクレジットカードの支払いがあるときは、おまとめローンで1つにまとめると毎月の返済額が低くなるケースもあり、返済の負担を減らせます。
◇最短45分のスピード融資
「いつも」のフリーローンの審査にかかる時間は、最短で30分です。
融資まで最短で45分とスピード対応が可能なので、今すぐお金が必要な方もお待たせしません。
必要書類をすべてそろえて18時までにお申し込みいただければ、当日中の連絡も可能です。
また「いつも」のフリーローンもおまとめローンも、お申し込みの際には原則として、担保や連帯保証人は不要です。
カードを作る必要もなく、借り入れの際の手数料もかかりません。
◇必要な書類は2つだけ
「いつも」のフリーローンのお申し込みに必要な書類は、本人確認書類と収入証明書の2つだけです。
おまとめローンは、この2つに加えて、他社の借入条件などを確認できる書類が必要になります。
また、自宅や勤務先に本人確認の連絡をすることもないため、プライバシーを守りながら借り入れできます。
審査に通ったら、銀行またはネットバンキングのどちらでも、ご希望の口座への振込が可能です。
まとめ
クレジットカードの支払いができないときは、早急にクレジットカード会社へ連絡しましょう。
延滞が長期化すると深刻な事態になりかねないため、今回紹介した対処法から自分に合った方法で速やかに返済することが大切です。
「いつも」のフリーローンは使用用途に制限がないため、クレジットの支払いにも利用できます。
複数のクレジットカードから借り入れをして毎月何度も返済している方も、「いつも」のおまとめローンで1本化すれば、返済の負担を軽減できる可能性があります。
クレジットカードの支払いで困っている方は、ぜひお気軽に「いつも」へご相談ください。
おまとめローンの定義
① 借換えの対象となる債務は、「貸金業者(みなし貸金業者を含む)」からの借入債務であること(銀行、クレジットカードのショッピング等は対象外)
② 従前の債務から、毎月の「返済額」及び「金利の負担」が軽減されること
③ 返済方法について、約定に基づく返済により段階的に残高を減らしていくこと
名前:赤上 直紀(あかがみ なおき)
所有資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士
おもなキャリア:元銀行員。幅広い世代にさまざまなローンの提案を行なう。メディアを通じて、より多くのお客さまに金融の知識を伝えたい気持ちが強くなり、退職を決意。現在は、編集者として金融機関を中心にウェブコンテンツの編集・執筆業務に従事している。