パソコンを購入する際に、ローン審査なしで分割払いできるか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
結論として、ローン審査なしの分割払いは基本的にできません。
ただし、利用するローンによって審査基準などの特徴は異なるため、それぞれの違いを知ることが大切です。
この記事では、ローンごとの特徴や、ローン審査に落ちる5つの理由を紹介します。
併せて、ショッピングローン審査に落ちた場合の対処法、ローン申し込みの注意点も解説します。
パソコンは審査なしで分割払いできない!
パソコンの購入に向けてローンを組む際は、事前に審査を通過する必要があります。
そのため、審査なしの分割払いは基本的にできません。
パソコンの購入に活用できるローンには、ショッピングローンやメーカーローンなどがあり、いずれに関しても審査は不可欠です。
審査が必要となっている理由の一つは、融資後の貸し倒れを防ぐためです。
例えば、融資額に対して借り手側の返済能力がともなっていない場合、月々の返済が滞ってしまうおそれがあります。
その場合、融資を行なったローン会社は利益を回収できず、経営が立ち行かなくなる可能性もあるのです。
また、貸金業法によって、消費者への融資可能額には上限が設定されているため、借入前の審査は重要なポイントといえるでしょう。
パソコンを分割払いしたい!ローンごとの特徴とは
ここからは、パソコンの分割払いに利用できる3つのローンの特徴を、それぞれ紹介します。
量販店のショッピングローン
ショッピングローンとは、量販店が提携している信販会社と契約を結ぶローンのことです。
パソコンの代金は、信販会社が立て替えるため、契約者は信販会社に対して分割払いすることになります。
一般的な審査時間は、30分程度と比較的短く、ローンを申し込んだ当日のパソコン購入も可能です。
ただし、他のローンと比べて金利や手数料が高い傾向にあるため、場合によっては月々の返済負担が大きくなる点には注意しましょう。
パソコンメーカーのローン
パソコンメーカーによっては、公式ホームページなどからメーカーローンも利用可能です。
ただし、メーカーローンを使える対象は、基本的にローンを提供しているメーカーの製品のみとなっています。
また、手数料が低めという利点がある一方、一般的に定価でしか購入できない点には注意が必要です。
量販店の場合は、独自のセールや割引を行なっているため、パソコンをお得に入手できるケースもあるでしょう。
しかし、メーカーローンでの購入は定価が基本のため、手数料や金利を含めても、ショッピングローンを利用したほうが安く購入できる場合があります。
このような点も含めて、どのローンで購入すべきか、事前にしっかりと検討しておくことが大切です。
金融機関のローン
銀行などの金融機関が提供しているカードローンやフリーローンを利用して、分割払いする方法もあります。
この方法では、まずパソコン代金を一括で借り入れて購入後、金融機関に対して月々の返済を行なう流れになります。
金融機関のなかでも、特に銀行のローン商品は、ショッピングローンと比較して金利が低い点が大きなメリットです。
しかし、審査に時間を要する点には注意が必要でしょう。
例えば、購入を希望しているパソコンが店頭販売されている場合、ローン審査に時間がかかり過ぎると、売り切れて入手できなくなるかもしれません。
できるだけスピーディーに購入したいときは、銀行以外のローン商品を検討してみてください。
パソコンのローン審査に落ちる5つの理由
次に、パソコンのローン審査に落ちる理由を、5つの項目に分けて紹介します。
申し込み内容に不備があった
審査の申し込み時に、事実と異なる内容を書いた場合、審査に落ちる可能性があります。
例えば、勤務先や年収を偽ってしまうと審査に落ちるため、必ず事実を記載しましょう。
審査する会社やローン申し込みの条件によっては、勤務先に在籍確認を行ないます。
在籍確認とは、申し込み内容に虚偽がないか判断するために、電話などで申し込み者の在籍を調べることです。
銀行のカードローン審査は、原則電話を使って在籍確認を行ないますが、消費者金融は本人確認書類を提出することで在籍確認が不要になるケースもあります。
なお、故意に申し込み内容を偽ったわけではなく、多少の誤記程度であれば、訂正で解決するかもしれません。
いずれにしても、事実と異なる内容を記載していないか、提出前にしっかり確認しておくことが大切です。
安定した収入がない
返済能力の有無を確認するため、審査では収入の安定性をチェックされます。
収入が少ない場合や、勤続年数が短い場合、返済能力に欠けていると判断されて、審査に落ちる可能性があるでしょう。
また、正社員・アルバイトなどの雇用形態や会社の規模、職種なども審査に影響するポイントです。
スムーズに審査を通過するには、自身の収入の安定性について、客観的に見直してみることが重要といえます。
他社からの借入金が多い
新たに申し込むローン以外に、他社からの借入金が多い場合、返済が難しいと判断されるおそれがあります。
一般的には、借入件数が多い場合、審査に通るのが難しいといわれています。
また、年収に対する借入金の総額も重要な項目です。
ショッピングローンは総量規制の対象ではありませんが、年収に対して借入金が多い場合、審査に落ちてしまう可能性があります。
総量規制とは、貸金業法に基づいて「個人の借り入れを、年収の3分の1までに制限する仕組み」のことです。
いくら総量規制の対象外とはいえ、年収に対する借入金の割合が現状どれほどなのかは把握しておきましょう。
複数の会社へ一気に申し込んだ
短期間で複数の会社へローン申し込みを行なうと、審査に落ちやすくなります。
将来的に延滞のトラブルを起こしたり、貸し倒されたりする可能性があると判断されてしまうためです。
一つの目安として、1ヵ月に複数社のローン申し込みは、なるべく避けたほうがよいでしょう。
万が一、同じ月で2社のローン審査に落ちた場合は、新規ローンの申し込みを翌月に行なうことで、審査に通る可能性がアップします。
信用情報に問題があった
金融事故の履歴が信用情報に残っていると、審査に落ちる可能性が高まります。
信用情報は、客観的な取引事実が登録された個人情報のことで、ローンを提供する会社などが審査の段階で確認します。
例えば、債務整理のほかに、電話料金の長期延滞なども信用情報に残るため注意してください。
なお、信用情報に一切の登録情報がない「スーパーホワイト」と呼ばれるケースでも、審査に落ちる可能性があります。
というのも、金融事故の履歴は約5年~10年にわたって残り、その間は新規の借り入れが難しい状態となっているためです。
例えば、30代で信用情報に履歴が何もないケースでは、「20代の頃に金融事故を起こしたために、現在の登録情報が白紙状態なのではないか」と判断されるかもしれません。
このように、信用情報は審査に通過するうえで大きなポイントとなるため、過去に金融事故を起こしていないかは事前に確認しておくとよいでしょう。
ショッピングローン審査に落ちたら?パソコンを分割払いする対処法
万が一、ショッピングローン審査に落ちた場合も、パソコンを分割払いできる方法はあります。
以下の項目では、ショッピングローン以外に、パソコンを分割払いできる3つの対処法について見ていきましょう。
家族や友人に立て替えてもらう
審査に落ちた場合、家族や友人にパソコン代金を立て替えてもらうという対処法があります。
ただし、今後の人間関係に影響をおよぼすリスクは、十分考慮しておかなければなりません。
一般的にパソコンは、その他の電気製品と比べて高額です。
借りる金額もおのずと高くなるため、返済が遅れてしまうとトラブルへ発展するおそれがあります。
「お金を借りた」という客観的な証拠を残すために、借用書を作成するのがベストです。
借用書を書く際は、おもに以下9つの項目を記入します。
- タイトル(借用書、借用証など)
- 貸し借りした事実・金額
- 返済日
- 返済方法
- 利息の割合(無利息の場合は、その旨を記載)
- 遅延損害金
- 禁止事項
- 借り主と貸し主の署名・捺印
- 収入印紙
上記の項目に沿って借用書を作成しておくことで、返済に対する誠意を相手に示せます。
銀行のクレジットカードを活用する
ローン審査に落ちた場合でも、クレジットカードであれば、スムーズにパソコンの分割払いができます。
ただし、一般的にクレジットカードで分割払いする場合、支払回数が増えるごとに金利手数料が高くなるため注意しましょう。
支払回数によっては、ショッピングローンを利用した場合と比べて、支払総額が多くなる可能性もあります。
また、分割払いに使える金額は「割賦枠」として規定されています。
例えば、クレジットカードのショッピング利用可能枠が50万円で、割賦枠が30万円の場合、分割払いできるのは30万円までです。
高速処理に対応したCPUを搭載しているパソコンのなかには、50万円以上のモデルなどもあります。
このように、割賦枠を超えるような場合は分割払いができません。
消費者金融のフリーローンを利用する
パソコンを分割払いで購入する方法として、消費者金融のフリーローンを利用するのも一つの手です。
フリーローンの利用には審査が必要ですが、ショッピングローンと異なる基準で実施されているため、比較的審査には通りやすいでしょう。
また、即日融資に対応したフリーローンも多く、目当てのパソコンをその日のうちに入手できる可能性がある点は、大きなメリットです。
さらに、購入先を自由に選べるのもフリーローンの特徴です。
例えば、ショッピングローンは基本的に量販店で契約するため、購入できるパソコンのモデルに制限があります。
しかし、フリーローンであれば、量販店やネットショップなどの購入先を問わないため、自分が欲しいパソコンのモデルを入手しやすいのです。
審査を受ける前に!ローン申し込みの注意点とは
ここからは、ローン審査を受ける前に知っておきたい4つの注意点を紹介します。
信用情報を事前に確認する
「金融事故に心当たりがある場合、信用情報を事前に照会しておけば、審査に落ちる可能性がないか確認できます。
過去の履歴を確認するには、CICなど信用情報機関の「情報開示」サービスを利用すると便利です。
信用情報機関によって違いはありますが、契約解除は5年、債務整理は5~10年など、登録期間が規定されています。
そのため、ローン審査を受ける前に情報開示を行なえば、事故情報の履歴の有無をチェックできるのです。
なお、CICで情報開示を求める場合は、インターネットや郵送、窓口の3つから開示方法を選べます。
ただし、情報開示の際は、以下のように手数料が必要です。
- インターネットで開示:1,000円(クレジットカード一括払い)
- 郵送で開示:1,000円(定額小為替証書で送金)
- 窓口で開示:500円(現金)
最も手数料が低いのは窓口の開示ですが、CICの情報開示窓口は、東京や大阪、名古屋など全国7ヵ所に限られています。
審査が遅いと納期に時間がかかる
ローンの審査が遅いと、実際にパソコンが手元に届くまで多くの時間がかかることになります。
特に、銀行のローンは審査に時間がかかる傾向にあるため、急いでいるときは注意してください。
また、ローン審査に申し込んだとしても、必ず通過する保証はありません。
何日も審査結果を待った挙げ句、結局審査には通らず、別のローンへ新たに申し込まなければならない可能性もあります。
最悪の場合、購入を希望していたパソコンが売り切れてしまい、入手できなくなるケースも想定できます。
なるべく早くパソコンを購入したいという方は、審査結果がすぐに出るローンへ申し込むとよいでしょう。
審査に一度落ちたローンは通りづらい
申し込んだ際の情報は、信用情報機関に6ヵ月ほど登録されています。
そのため、ローン審査に一度落ちた場合、あまり期間を空けずに再度申し込みを行なっても、落ちる可能性が高いでしょう。
同じローンに再度申し込みをしたい場合は、6ヵ月程度は待つのがおすすめです。
なお、ローンの審査は会社ごとに基準が異なるため、他のローン会社へ申し込んでみると、審査に通過するケースはあります。
滞納すると遅延損害金が発生する
ローン審査に通過してパソコンを入手したあとは、月々の支払いが遅れないように注意しましょう。
というのも、支払いが遅れると「遅延損害金」が発生してしまうためです。
遅延損害金とは、一定の利率に基づき、滞納した期間に応じて支払う損害賠償金のことです。
パソコンの分割払いとは別に、上乗せして支払うことになるため、余計な出費を抑えるためにも計画的な返済を行なうことが重要といえます。
学生・社会人も!「いつも」のフリーローンは即日融資に対応
「いつも」が提供するフリーローンは、学生・社会人を問わず利用できます。
以下4つの項目で、「いつも」の特徴を見ていきましょう。
即日融資にも対応できる
「いつも」のフリーローンは、必要書類をそろえて平日18:00までに申し込めば、即日融資にも対応できます。
必要書類としては、おもに以下の2点が該当します。
- 本人確認書類:運転免許証・健康保険証・パスポート
- 年収確認物(※):源泉徴収票・確定申告書・給与明細書・所得証明書
※借入希望額が50万円を超える場合、他社との借入合計額が100万円を超える場合は必須です。
上記の必要書類をそれぞれ1点ずつ準備しておけば、スムーズに審査の申し込みができます。
インターネットで24時間いつでも申し込み可能
「いつも」では、スマートフォンやパソコンを使って、24時間いつでも申し込めます。
そのため、学業や仕事が忙しく時間を捻出しづらいという場合も、「いつも」のフリーローンなら移動の時間をかけずに申し込み可能です。
また、契約額は1万円~500万円と幅広く、パソコン代金の支払いにも十分対応できます。借入金の使い道は自由のため、生活費や娯楽費にもご活用いただけます。
担保・保証人なしで借り入れできる
「いつも」では、原則として担保・保証人なしで借り入れが可能です。
一般的に保証人が必要なローン審査では、家族や友人に事前に打診しておく必要があり、時間と手間を取られてしまうでしょう。
しかし、「いつも」のフリーローンであれば、そのような依頼や相談の手間が不要で、スムーズに審査に申し込めます。
また、申し込み対象者は「安定した収入のある20歳以上65歳以下の方」のため、学生や社会人に関係なく、気軽にお申し込みいただけます。
「ご返済シミュレーション」で返済額を計算できる
「いつも」の公式ホームページで利用できる「ご返済シミュレーション」機能を使えば、月々の返済額の目安を簡単に把握できます。
例えば、ご利用額が20万円で、ご返済回数が20回の場合、毎月の返済額(参考値)は1万1,625円(実質年率18.0%で計算)です。
このように、事前にシミュレーションできる便利な機能があるため、月々の返済計画を立てやすいのも「いつも」のフリーローンの特徴といえるでしょう。
なお、利用可能なシミュレーションは、「毎月のお支払い金額」「お支払い回数」の2パターンで計算可能です。
ご自身の方針に合わせて、適切なシミュレーションを行なえるため、安心してローン申し込みいただけます。
まとめ
パソコンを分割払いする方法には、ショッピングローンやメーカーローンなどがありますが、いずれのローンも審査なしでは利用できません。
ローン審査に落ちた場合の対処法としては、銀行のクレジットカードの活用や、消費者金融のフリーローンの活用が有効です。
即日融資にも対応している「いつも」のフリーローンなら、審査結果が最短10分で判明し、振込融資が20分で完了するケースもあります。
また、スマートフォン一つあれば、会員ページから24時間いつでもお金を借り入れできるのも、「いつも」の特徴です。
今すぐパソコンを入手したいという方は、ぜひ「いつも」のフリーローンのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
名前:金子 賢司(かねこ・けんじ)
所有資格:CFP住宅ローンアドバイザー/生命保険協会認定FP/損保プランナー
おもなキャリア:東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強をはじめる。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。