「車乗ったまま融資」とは、車を業者へ預けずにお金を借りられる融資方法です。一見便利な印象がありますが、実際には多くの危険が潜んでいます。そのため、車乗ったまま融資の利用は避けたほうが賢明です。
とはいえ、車乗ったまま融資の詳細について気になる方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、車乗ったまま融資の内容やリスクについて解説します。また、全国対応の可否についても触れます。
繰り返しになりますが、車乗ったまま融資の利用はおすすめできません。すぐにお金が必要な場合は、消費者金融を利用したほうが安全です。
「いつも」のフリーローンも、消費者金融のひとつであるため、即日融資に対応しています。また、条件次第では最短45分でのお振込みも可能です。さらに、現在はお得なキャッシュバックキャンペーンも実施しています。
車乗ったまま融資は、車を業者に預けることなく担保としてお金を借りられるサービスです。仕事などで車が必要であるものの、急な資金調達をしなければならない場面で利用する方が居ます。また「車乗ったまま方式」とも呼ばれます。
預かり融資とは、車を業者へ担保として預け、その価値に応じた金額を借りるサービスです。質屋の仕組みに近く、借入期間中は車を使用できません。しかし、車乗ったまま融資よりも借入可能額は高額になる傾向があります。
車担保融資とは、上記の「車乗ったまま融資」と「預かり融資」というかたちで、車を担保に融資するものです。自動車担保ローンとも呼ばれます。以下の見出しでは、車担保融資の内容について解説します。
車担保融資の借入上限額は、10万~1億円程度と幅があります。実際の借入上限額は、担保とする車の価値に応じて決まります。
車担保融資の貸付金利は、6.0~20.0%程度です。しかし、実際には上限である20.0%に近い金利を設定されることが多いです。
車担保融資は、即日融資にも対応しています。事前に必要書類を用意しておけば、15分~30分程度でお金を借りられます。車担保融資の必要書類は、以下のとおりです。
● 車検証
● 自賠責保険証書
● 印鑑登録証明書
● 住民票
● 収入証明書類(源泉徴収票、確定申告書など)
● 本人確認書類(運転免許や保険証など)
手続きがスムーズに進めば、消費者金融よりも早く現金が手に入る可能性もあります。
総量規制とは、貸金業者に対して「年収の1/3以上の金額の貸付」を禁止するルールです。車担保融資にも総量規制が適用されるため、年収の1/3以上の金額は借りられません。例えば年収が300万円の場合、担保とする車の査定額がどれだけ高額であっても、借りられる金額は最大で100万円までです。
車担保融資は、業者ごとに対応可能なエリアが限定されています。したがって、全国対応はしていません。利用する場合は、希望エリアに対応する業者を探す必要があります。
ここまで車担保融資の概要を解説してきましたが、決しておすすめはできません。その理由は、以下の6つです。
1. そもそも法律的にグレーであるため
2. 十分な説明もなく不当な手数料を請求されるため
3. 有担保ローンにもかかわらず消費者金融と金利が同水準であるため
4. 車の査定額が低く実際には少額しか借りられないため
5. 車の所有権が車担保融資業者に移るため
6. 自賠責保険料や税金は引き続き負担することになるため
以下の見出しでは、車担保融資がおすすめできない各理由について詳しく解説します。
車担保融資は、法律に抵触する余地があります。
車担保融資では、車検証や自賠責証明書の引き渡しを求められることが一般的ですが、この行為自体は違法ではありません。しかし、車検証や自賠責証明書を引き渡すことにとり、以下の罰則を科せられる恐れがあります。
● 車検証不携帯:50万円以下の罰金(道路運送車両法第66条第1項)
● 自賠責証明書不携帯:30万円以下の罰金(自動車損害賠償保障第8条)
車乗ったまま融資では、車の運転自体は一応可能ですが、車検証と自賠責証明書を所持していない状態で運転すると上記に違反します。
一般の消費者金融では手数料がほとんど発生しませんが、車担保融資では手数料を請求されます。手数料の請求自体は問題ありませんが、車担保融資の手数料は詳細不明であることが多く、本来負担する必要がないお金まで不当に取られるリスクがあります。
前提として、貸金業法で認められる利息以外の手数料は、以下のように限られています。
● ローンカードの再発行手数料
● 法定書面の再発行手数料
● 口座再振替費用
● 契約書添付の印紙代
● 登録免許税
● 強制執行、担保権実行費用
● ATM手数料
車担保融資業者が上記以外の名目で請求する費用は「みなし利息」とみなされ、法定金利を超える場合、違法となります。しかし、業者はこの点を逃れるために、明確に「手数料」と言わず「印紙代等」というあいまいな表現で請求することが多いです。金額が不当に高いケースもあるため、安易な利用は避けましょう。
車担保融資は、その名のとおり車を担保にお金を借りるサービスです。通常、担保融資にかかる金利は、無担保融資よりも低く設定されます。にもかかわらず、車担保融資の実際の適用金利は18.0~20.0%程度と、無担保融資である消費者金融と同水準です。
価値のある車を担保にしていながら、高額な利息を請求されるのは、本来不適切です。同程度の利息を請求されるのであれば、消費者金融のほうが割に合っているといえます。
車担保融資の業者のなかには「1億円まで借入可能」などと、高額融資を謳うところもあります。しかし、実際に借入限度額に近い金額を借りられる可能性はほとんどありません。なぜなら車担保融資では、車の査定額は低くなる傾向があるためです。
例えば、借入限度額が1,000万円であっても、実際には10万円程度しか借りられないケースも珍しくありません。また、悪徳な業者は小さな傷や汚れを理由に査定額を下げ、実際の融資額も通常査定額の3割減とすることもあります。担保の価値が適切に評価されないのであれば、ほかの融資方法を検討したほうがよいでしょう。
車担保融資のうち、車乗ったまま融資であれば、車の運転自体は可能です。しかし、車の所有権は業者に写ります。したがって、融資の返済が終わるまでは、業者から車を借りるかたちになります。
車の所有権が業者に移ることで、以下の問題が発生します。
● 業者から車のリース料を請求される
● 事故に遭った際に業者から補償を要求される恐れがある
● 業者の好きなタイミングで車を売却される
上記のように大きなリスクがあるため、車の所有権が業者に移る車担保融資は危険です。
車担保融資では、車の所有権が業者に移転します。そして所有権が業者に移ることで、本来は自賠責保険料や税金の支払義務も業者に移るはずです。しかし車担保融資では、自賠責保険料や税金は、引き続き融資の利用者が負担することになっています。
このような業者の対応も、車担保融資が不誠実なサービスだと考えられる理由のひとつです。納得がいかなければ、その時点で車担保融資は資金調達手段の選択肢から外してしまいましょう。
車担保融資は、車を担保にお金を借りるサービスです。なかでも車乗ったまま融資は、車を手元に残したまま利用できるため、検討したい方もいるでしょう。
しかし、車担保融資には、本記事で紹介した6つの危険が潜んでいます。メリットよりもリスクのほうが圧倒的に大きいため、利用は推奨しません。安全に即日融資を受けたい場合は、消費者金融を利用しましょう。
「いつも」のフリーローンも、消費者金融のひとつであるため、即日融資に対応しています。また、条件次第では最短45分でのお振込みも可能です。さらに、現在はお得なキャッシュバックキャンペーンも実施しています。
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