街金とは、地元を対象とした小規模な消費者金融のことです。一時期は闇金を含んだ名称として用いられていたため、悪いイメージを持つ人もいるでしょうが、実際は金融庁に登録されている合法の貸金業者です。そのため、街金は安全な金融機関といえます。
そして街金は、即日融資にも対応しているため、資金調達を急いでいる人にもおすすめです。一方で、金融ブラックの状態で審査に通るのは、基本的には難しいでしょう。本記事では、街金についてより掘り下げて解説します。
ちなみに「いつも」のフリーローンも即日融資が可能で、条件次第では申込から最短45分でのご融資もできます。
街金での即日融資は可能で、急な出費や資金繰りの困難を解消する手段としても利用できます。なかには、最短30分程度で融資を受けられる街金もあります。どうしても今日中に資金調達する必要がある場合でも、街金は役立つでしょう。
一方で、利息が高めに設定されていることが多いです。そのため、返済計画をしっかりと立てないと、将来返済不能に陥るリスクが上がります。
街金が即日融資に向いている理由は、以下のとおりです。
● 比較的審査が甘いため借りやすい
● 申込者の個別具体的な事情にも相談のうえ対処してもらいやすい
街金の審査は、大手金融機関に比べて柔軟性があります。なぜなら、街金は利用者個々の事情を考慮した独自の審査基準を持っているためです。例えば、収入が不安定なフリーランスやアルバイトでも、街金であれば融資を受けられる可能性は上がります。
実際に、大手消費者金融で融資を受けられなかった人が、街金に申し込んで審査に通った事例は多く存在します。在籍確認が取れれば融資を受けられる可能性があるため、契約社員やアルバイトでも諦めずに申し込んでみるとよいでしょう。
街金は、申込者の相談に乗り、事情に合わせて柔軟に対応することも可能です。なぜなら、街金が地域密着型の業者であるため、顧客との信頼関係を大切にしているからです。そのため、返済計画の立て方に困ったときや、返済が難しそうな場合でも、相談に乗ってくれる可能性があります。
また街金の審査では、個人の人柄や事情も考慮されます。よって、収入の安定性や信用力に不安がある場合でも、人柄によってはハンデを埋めることも可能です。
以下3つのケースに当てはまる場合は、街金からの即日融資を前向きに検討してもよいでしょう。
● 借入額が多くても10万円程度である
● 短期間で完済できる見込みがある
● 闇金との区別が明確にできる
借入希望額が10万円程度であれば、街金の利用はおすすめです。街金は金利が高いことがネックですが、借入額が少額であれば、上乗せされる利息も小さくなります。
一方で、100万円などの高額融資を希望している場合は、街金はおすすめしません。なぜなら、街金の借入限度額は50万～100万円程度のところが多いためです。初回の借入では、借入限度額に近い金額を融資してもらえる可能性は低いため、借入限度額の高い大手消費者金融を利用したほうがよいでしょう。
街金からの借入は、短期間での返済が見込める場合に向いています。金利が高い場合、返済期間が長引くほど利息の負担はより大きくなりますが、短期間で完済できる場合はほとんど利子を負担せずに済むためです。
ただし、短期間で完済するつもりが、実際には思いどおりに返済が進まなくなる可能性があります。その結果返済不能に陥り、最悪の場合は債務整理まで追い込まれる恐れがあるため、返済計画はゆとりを持たせて立てましょう。返済計画を立てる際は、返済シミュレーションを活用すると返済期間や返済額を簡単に把握できるためおすすめです。
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闇金（ヤミ金）とは、金融庁の登録を受けていない違法貸金業者です。闇金は法外な利息の請求や、過剰な取り立てなどの被害を及ぼすため、絶対に利用してはいけません。
しかし、人によっては街金と闇金の区別がつかず、知らぬ間に闇金へ手を出してしまう可能性があります。そのため、街金と闇金はきちんと見分けなければなりません。
闇金を見分ける方法として、以下のものが挙げられます。
● 「審査不要」「ブラックOK」などの過剰に甘い宣伝文句を掲げていないか確認する
● 貸金業協会の会員であるか確認する
審査不要を謳っている業者は100％闇金です。なぜなら正規の貸金業者は、貸金業法の規定に則り、必ず審査を実施するためです。また、貸金業協会に登録されていない場合も、その時点で闇金だと判断できます。
金融ブラックの場合、審査の緩い街金であっても基本的に融資は難しいです。金融ブラックは貸付リスクが非常に高いと見なされるため、街金も積極的にお金を貸したいとは考えません。
ただし、場合によっては審査に通過できる可能性があります。例えば、クレジットカード料金の滞納でブラックリスト入りしたものの、その後長期間にわたって期日どおりに返済を続けられているケースなどです。それでも審査通過は厳しいですが、可能性はゼロではありません。
金融ブラックと融資の関係については、下記の記事で解説しているため、気になる人はあわせてご覧ください。
関連記事：ブラックでもお金を借りれる消費者金融、融資可能な銀行はある？
最後に、街金に関してよくある質問に回答します。
A.結論からいうと、長期延滞中での借入は不可能です。長期延滞とは、61日以上の返済の遅れを指しますが、このような金融事故を起こしている場合は「超ブラック」と判断されます。超ブラックは、単なるブラックよりもさらに貸付リスクが高いと見なされるため、街金からの融資は諦めるしかないでしょう。
街金の自社審査とは、街金が独自の基準で融資の可否を判断することを指します。これにより、銀行などの金融機関や大手消費者金融では融資を受けられない人でも、街金であれば融資を受けられる可能性があります。
大手金融機関の審査は、おもに自動審査と呼ばれる形式を採用しています。これは、コンピューターが申込情報の属性スコアリングを行い、個人信用情報機関からの情報照会をして、リスクが高い申込者をはじくシステムです。
一方、街金の自社審査は、スタッフが一人ひとり審査を行います。システムが行うスコアリング審査はなく、審査の基準に大きな差はありません。しかし、お金を返す方法を担当者と話す機会があるため、個々の事情をより詳細に伝えることが可能です。
総量規制とは、個人が一定の期間内に借りられる金額の上限を年収の1/3以内にすると定めたものです。街金を含む貸金業者は、総量規制の対象となるため、これを超える金額の借入は基本的にできません。
ただし「おまとめローン」は例外です。おまとめローンは、複数の借入を一本化することで、返済計画を立てやすくするものです。詳細は下記の記事で解説しているため、気になる人はあわせてご覧ください。
関連記事：年収以上の借金は危険！借金返済額を減らせるおまとめローンとは？
街金での即日100万円融資は非常に難しいです。なぜなら、街金の借入限度額は100万円程度であり、かつ限度額いっぱい借りられるケースは稀であるためです。特に初回利用の場合、借入限度額の融資はほぼ不可能でしょう。
街金は「最後の砦」といわれるのは、審査の甘い街金の審査に通らなかったら、もうほかの消費者金融で融資を受けるのは難しいと考えられているためです。また、信用情報に不安がある人手も借りられる可能性があるという意味でも、最終手段のように位置づけられています。そして金利が高いこともあり、あくまでほかの手段での借入ができない場合に初めて利用するものだという認識がある点も、最後の砦といわれる理由のひとつです。
審査なしの街金は存在しません。なぜなら、金融業者が融資を行う際、借り手の返済能力を確認する審査が必須であるためです。
審査なしで融資を申し出る業者は、違法な闇金の可能性が高いです。そのため、審査なしの業者からの融資は絶対に避けるべきです。審査は借り手の返済能力を確認する重要なプロセスであり、正規の金融業者は必ず審査を行います。
街金は、即日融資の手段として活躍します。審査も比較的甘いため、大手消費者金融の審査に通らなかった人でも、お金を借りられるチャンスがあります。一方で金利は高めに設定されているため、余裕を持った返済計画を立てましょう。
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